銀河英雄伝説7巻(漫画・藤崎竜版)

フロイライン【(ドイツ)Fräulein】

出典:デジタル大辞泉(小学館)

未婚女性に対する敬称。令嬢。お嬢さん。姓または姓名の前に付ける。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/196662/meaning/m0u/

 

 

 

7巻

210ページ        2017/09/24 04:45:09

7巻までの読んだ履歴が残っていないが読んでいるので不問とする。

巻頭部でアスターテ星域会戦が終了。原作であれば冒頭の1巻が終わったところなので、このペースで行くと単行本漫画70冊の大長編となる。

アスターテ星域会戦後の展開として、銀河英雄伝説3大ヒロインの一人、ジェシカ・エドワーズの登場。若干コミカルだがほぼ原作通りの美人。そして遺族会のシーンが追加される。原作であれば、多少気の弱い婦人がヤンに孫を紹介するシーンだけで済まされていたが、サラ・ペイリンを太らせたような強烈なキャラクタに晶華されて突撃してくる。原作よりもキャラが濃い。この作品、どれをとっても原作よりデフォルメが極端になっていて、味付けの強い中華のようだ。淡白な本と一緒に読むべきだと思う。

 

154ページでやはり銀河英雄伝説3大ヒロインの一人、フロイライン・マリーンドルフが登場するが原作よりもとんでもないキャラ付けがされている。短慮してラインハルトを銃撃するキャラクタとか、新しすぎる。

終盤第七次イゼルローン要塞攻略戦が始まるが、銀河英雄伝説3大ヒロインの一人フレデリカ・グリーンヒルが登場。ジェシカは原作通り、マリーンドルフは強烈なキャラ付けとなっていたが、こちらはまさかのスルー。一コマしか登場しないという薄い扱い。次の巻でとんでもないキャラになるのだろうか。それとも2巻あたりでヤン・ウェンリーファンクラブの熱烈な会員として活動していたシーンが挿入されていたのでそれでキャラ付けは終わったということだろうか。

封神演義の雲霄三姉妹を思わせるような激烈な美女3人の印象ばかり強く、一億総活躍といった風情の7巻だった。

藤崎作品は、封神演義以外まともに読んでいないが読んでみたくなるような強烈なパワーを感じさせる。