神は妄想である
- 作者: リチャード・ドーキンス,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
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2017/09/02 17:31 いつものドーキンスのご本。前回読んだのは仙台にいるときだったがどうも途中で読むのを断念したらしい。長い上、いかにありえないかという話を延々としてくる本なのでちょっと単調すぎて耐えられなかった記憶あり。
2017/09/02 21:25 144バートアーマンへの言及。
ムーディ聖書研究所はどん底なのか。
2017/09/03 16:43 226テンプルトン財団の講演会にドーキンスはただ一人の無神論者として呼ばれた。
公平性の体裁を保つために一人だけ黒い羊を呼ぶのは日本の審議会のメソッド。
2017/09/03 16:52 235第4章のまとめ。
2017/09/03 21:57 296宗教はミームとして理解することができるが、その中にはいくつか生存のために有利な特性を持つものがあると考えられる。
2017/09/03 22:22 314ドーキンスの考えによれば利己的なのは遺伝子であって特定の種や個体についていうものではない。
この考え方を経済学の合理的経済人モデルに直接繋げることはできないことになったが、これは別種のモデルで正当化されているから問題はないだろう。
2017/09/03 22:24 315脚注エンロンのスキリングの愛読書が利己的な遺伝子で、その社会ダーウィニズムの根拠になったことにドーキンスはショックを受けた。
案外ナイーブだなぁ。
2017/09/03 22:39 330道徳に対する各種質問を通じてわかったのは宗教によらず道徳心が維持されることが示唆される。
2017/09/03 22:53 342五章了。
この章の議論を見て思ったのは、道徳の根拠についてバートレット大統領が議論するザホワイトハウスの一シーン。あの設定の登場人物にキリスト教が道徳の根元になり得ない場合があるということ、具体的には旧約聖書の一文を引いて罪について語っていたが、ああいうことを言わせるのは非常に勇気がいることだろう。
2017/09/03 22:59 348ハリケーンカトリーナがニューオーリンズを吹き飛ばした時、そこに住むレズビアンのコメディアンのせいだと、パット・ロバートソン氏が非難した。
東日本大震災の時に、石原慎太郎が天罰と称したが、あれに近い類の発言。今ハンビーが来ているがあれは誰の徳が足りないからこんなことになっているということなのだろうか。トランプか。
2017/09/03 23:11 361あなたの神、主が嗣業として与えられる諸国の民に属するまちまちで息のあるものは、一人も生かしておいてはならない。へと人、アモり人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人は、あなたの神、主が命じられたように必ず滅ぼし尽くさなければならない
日本のレーベンスラウムを満州、そして半島と理解した時、形がああであったのはまぁそれなりに納得の行くところ。
2017/09/18 0:10 515神々の沈黙の話までようやくたどり着いた。これを読んだ頃は大学3年だったかなぁ。老いてばかりで成長がない。
2017/09/18 0:59 読了。長かった。ありとあらゆる方面から徹底的に攻撃して逃げ道を残さないという決意で書かれた本らしくあらゆる主張に対して攻撃が加えられている。同じような妄想に対峙した時に反撃する方法論が詰まっているかもしれない。